純資産と儲けの計算 一歩くわしく
経常利益けいじょうりえき
営業利益に、利息など本業以外で毎期繰り返し生じる損益を加減した儲け
ひとことでいうと
経常利益は、営業利益に、預金の利息や借入金の利息など、本業以外だが毎期繰り返し生じる収益・費用を加減した儲けです。
本業の儲けに、日常的なお金のやりとりを足し引きする
花屋の本業の儲け(営業利益)に、銀行預金でもらえる利息(収益)や、借入金にかかる利息(費用)を足し引きすると、毎年繰り返し生じる収益・費用まで含めた、より実態に近い儲けが分かります。これが経常利益です。
経常利益は、毎期繰り返し生じる損益まで含めた儲け
経常利益とは、営業利益に営業外収益を加え、営業外費用を差し引いた金額です。会社計算規則第91条では、この計算を「経常損益金額」として定めています。
営業外収益・営業外費用には、銀行預金の受取利息、借入金の支払利息など、本業そのものではないものの、毎期繰り返し発生する項目が含まれます。経常利益は、こうした日常的な財務活動まで含めた、会社の通常の実力を示す利益です。
臨時の損益は、まだ含まれない
経常利益には、固定資産を売った際の損益のような、毎期は起こらない臨時の損益はまだ反映されていません。これらは次の段階で特別利益・特別損失として加味されます。
花屋の経常利益を計算してみる
図2は、花屋の営業利益が50万円、銀行預金の受取利息(営業外収益)が5万円、借入金の支払利息(営業外費用)が3万円だった例です。50万円に5万円を足し、3万円を引くと、経常利益は52万円になります。
この52万円が、本業に加えて、日常的な財務活動まで含めた花屋の儲けです。ここに、臨時の特別利益・特別損失を加味すると、税引前当期純利益になります。
ここまでのおさらい
経常利益は、営業利益に、利息など本業以外だが毎期繰り返し生じる収益・費用を加減した儲けです。臨時の損益はまだ含まれません。
出典と確認状況
説明の範囲
日本基準の入門解説。会社計算規則にもとづく経常利益の計算方法を扱う。特別損益以降の段階は別記事の対象。
- 会社計算規則第91条(経常損益金額)第91条:営業損益金額に営業外収益を加算し、営業外費用を減算して得た額を経常損益金額とする
公開対象判定:独立レビュー通過・所有者による公開承認済み
花屋の営業利益・受取利息・支払利息の金額は説明用の仮定です。営業外収益・費用の詳しい内訳の判定は未判定です。
一般的な学習のための説明です。個別の会計処理は、適用する基準と契約・取引の事情に合わせて判断してください。