普通預金ふつうよきん

いつでも自由に出し入れできる、銀行の代表的な預金。有利息型と無利息型がある

ひとことでいうと

普通預金は、いつでも自由にお金を出し入れできる、銀行の代表的な預金です。利息が付く一般的な有利息型のほか、当座預金と同様に全額保護される無利息型もあります。

いつでも使える「お店の貯金箱」

普通預金は、いつでも中身を出し入れできる貯金箱のようなものです。美容室が閉店後にその日の売上を口座へ預け入れ、必要なときにATMや窓口で引き出す。この出し入れの自由さが、普通預金の大きな特徴です。

普通預金はいつでも自由に出し入れでき、有利息型の場合はわずかに利息が付くことを示す図。
図1 普通預金は、いつでも自由に出し入れできる預金です(有利息型の例)。

いつでも出し入れできるお金

美容室が1日の営業を終え、レジにある現金8万円を、銀行の普通預金口座へ預け入れたとします。普通預金は、この後いつでもATMや窓口で自由に引き出せる預金です。給料の受け取りや、家賃・仕入代金の支払いなど、日々のお金のやり取りに使われます。

この記事で扱う普通預金は、わずかに利息が付く一般的なタイプです。利息が付く普通預金は預金保険制度で「一般預金等」として扱われ、金融機関ごとに預金者1人あたり元本1,000万円までと、破綻日までの利息等が保護されます。なお、無利息・要求払い・決済サービス提供可能という3つの条件を満たす「無利息型普通預金」もあり、これは当座預金と同じ「決済用預金」として全額保護されます。

当座預金・定期預金とは目的が違う

銀行の預金には、普通預金のほかに当座預金や定期預金もあります。当座預金は手形・小切手の決済に使う無利息の口座、定期預金はあらかじめ決めた期間お金を動かさない前提の預金です。普通預金は、この2つの中間にあたる、日常使いのための預金といえます。

普通預金(有利息型の例)・当座預金・定期預金を、出し入れのしやすさと利息の有無で比較する図。
図2 同じ「預金」でも、出し入れのしやすさと利息の付き方が違います。

3つの預金を並べて比べる

図2は、普通預金・当座預金・定期預金を、出し入れのしやすさと利息の有無で比べたものです。普通預金(一般的な有利息型)はいつでも出し入れでき利息も付きますが、当座預金は決済専用で無利息、定期預金は満期まで基本的に引き出さない前提で、普通預金よりやや高い利率になることが一般的です。無利息・要求払い・決済サービス提供可能の3条件を満たす無利息型普通預金もあり、その場合は当座預金と同じ決済用預金として扱われます。

会計上は、いずれも資産である現金及び預金として貸借対照表に計上します。ただし満期が貸借対照表日の翌日から起算して1年を超える定期預金は、投資その他の資産に分類します。

仕訳で確かめる

美容室がその日の売上8万円を普通預金へ預け入れたとき(単位:万円)
借方金額貸方金額
普通預金8現金8

ここまでのおさらい

普通預金・当座預金・定期預金は、どれも「預金」ですが、出し入れのしやすさと利息の有無が異なります。目的に応じて使い分けられていることを意識しましょう。

出典と確認状況

説明の範囲
日本基準の入門解説。普通預金の性質と、当座預金・定期預金との違いを扱う。個々の銀行の金利・手数料、外貨預金は対象外。

  • 預金保険法(e-Gov法令検索)第五十四条:一般預金等に係る保険金の額(元本と破綻日までの利息等の合算額、保険基準額を超える部分の扱い)
  • 金融庁:預金保険制度定期預金や利息の付く普通預金等(一般預金等)は、預金者1人当たり1金融機関ごとに合算し元本1,000万円までと破綻日までの利息等を保護。当座預金や利息の付かない普通預金等(決済用預金)は全額保護

公開対象判定:独立レビュー通過・所有者による公開承認済み

美容室の数値は説明用の仮定です。個々の銀行の金利水準、外貨預金の扱いは未判定です。

一般的な学習のための説明です。個別の会計処理は、適用する基準と契約・取引の事情に合わせて判断してください。

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